社会福祉学部 心理学研究室
認定心理士の取得だけでなく、心理テストや検査法、アンケート調査の分析に精通したい長大生へ
心理学研究室の紹介
平成21年度 卒業論文口述試験
平成21年度の卒業論文口述試験を2月4日に行いました。心理学研究室では今年度から口述試験をオープンにし、他の学生が参加できるようになりました。
今年度は中山太一郎「サークル活動内の人間関係についての実態調査」と澤山由美「睡眠効率と協力行動の関連性について」の2本の卒業論文が提出され、口述試験も無事に終わりました。本当にお疲れ様でした。
要旨などについては近日中にアップいたします。

中山太一郎

澤山由美
平成21年度 社会福祉学部DAY (10月31日)
心理学研究室では社会福祉学部DAYで、研究発表あり、模擬店あり、展示あり、のありありずくしです。
心理学研究室のイベント情報 ← をクリックして詳細をご覧ください。
合同合宿(2009年6月7日~8日)

菅平スイスホテル前にて

澤山さんには最優秀発表賞のクリスタル・トロフィーが贈られました。
稲木・谷田の専門ゼミ生、心理学基礎実験Ⅰの受講生及び心理学研究室のO.G.の計36名が菅平スイスホテルにて1泊2日の合同合宿を行いました。卒論を執筆予定の4年生が卒論の進捗発表を行いました。さらに、稲木ゼミ生の研究発表、心理学基礎実験Ⅰを受講している2、3年生の質問紙調査の発表も加わり、11の発表が行われました。さらに社会福祉の実践現場で働く3名のO.G.が研究発表などを行ってくれました。合宿冒頭に稲木准教授から合同合宿の趣旨(よく学び、よく語る)が説明されました。1泊2日と短い日程でしたが、全員がよく学び、夜の懇親会でよく語ってくれました。
全発表終了後、参加者全員の投票により、澤山さんの卒論進捗発表が「最優秀発表賞」に選ばれました。
合宿での発表の詳細は心理学研究室のイベント情報まで
(クリックすると詳細がご覧になれます)
メンバ―募集 & 活動紹介
学校支援ボランティア(坂城町南条小学校)


坂城町と長野大学は、大学の教育や研究を実践する場として位置づける「実践モデル都市に関する協定」を結んでおり、学校支援地域本部事業として、学校支援ボランティアを行っています。小学校5・6年生を対象に、午前中の休み時間から給食終了後までの間、子どもたちと一緒に遊んだり、授業を受けながら学級支援を行っています。平成21年度も継続して学校支援ボランティアを行う予定ですので、興味・関心がある学生は、稲木までご連絡ください。ボランティアの取組みなどは、第5回長野大学社会福祉学会で報告したプレゼンテーション・ファイル(実践モデルに向けた学校支援ボランティアの取り組み)をダウンロードしてご覧ください。
統計自主ゼミ

後期に開講される「心理統計学」の事前学習や、卒業論文のアンケート調査の分析に備えて、5名の学生が統計学の自主ゼミを行っています。使用するテキストは、「心理統計学」の参考図書(南風原『心理統計法の基礎』です。少し難解な教科書ですが、統計を理解する上で重要な点がまとめられており、教員(谷田)が解説を行いながら自主ゼミを進めています。統計を使用する状況に直面している学生や、後期の「心理統計法」の準備をしたい学生は、谷田までご連絡ください。途中からの参加も可能です。
認定心理士の取得:開講科目と履修モデル
認定心理士とは、心理学の専門家として仕事をするために必要な最小限の標準的基礎学力と技能を取得していると社団法人日本心理学会が認定した人のことです。
認定心理士を取得するためには、心理学関連科目を36単位以上履修する必要があります。また、必須の科目がありますので、学修ガイド(履修要項)の認定心理士のページを熟読してください。
認定心理士取得のための履修モデルを示します。科目ごとに取得できる年次が異なりますので、計画的に履修することを勧めます。認定心理士の履修相談は随時受け付けています。心理学研究室の教員(稲木、谷田)までご相談ください。
新入生用モデル(平成21年度入学)
在学生用モデル
教員紹介

稲木康一郎准教授(臨床心理士)
稲木康一郎
早稲田大学第一文学部卒業後、明星大学人文学研究科で臨床心理学を専攻する。臨床心理士として、リハビリテーションセンター鹿教湯病院にて勤務する。長野大学に赴任後は、ストレス反応やバーンアウト(燃え尽き症候群)の研究を進めている。長い臨床現場の経験をいかし、精神保健福祉士や社会福祉士を目指す学生に、心理検査法や臨床心理学の重要性を伝えている。

谷田林士講師(社会福祉士・認定心理士)
谷田林士
日本福祉大学卒業後、社会福祉士を取得。北海道大学文学部に編入学し、その後、北海道大学大学院文学研究科に在籍。平成20年より長野大学社会福祉学部講師に赴任。専攻は社会心理学。
<メッセージ>
社会福祉学部で心理学を学ぶメリットは、人々の“こころ”を科学的に捉えることができることです。研究法や統計学を理解することは容易ではないですが、一緒に頑張っていきましょう。
過去の卒業論文
社会福祉学部では卒業論文が必須ではありませんが、卒業論文の執筆にチャレンジしてほしいと心理学研究室の教員は願っています。4年生時には、就職活動や福祉士の受験勉強などが重なりますが、様々な文献を調べ、データを収集し、分析しながら結果をまとめ、結論を出すという研究のプロセスを経験することは、一生の財産になります。卒論を執筆すると、アンケート調査を実施するために四方八方駆け廻ったり、思うような結果が出ずに落胆したり、卒業論文を書き進めることができずに自己嫌悪を感じたり…ということを経験するかもしれません。しかし、もがいたからこそ味わえる達成感は格別なものです。データと格闘したことで身につけた分析スキルは卒業後にも必ず役立ちます。下に掲載されている、平成20年度の卒論執筆者の写真のように、右手に卒論、左手に卒業証書を持って、笑顔で卒業しましょう。私たち心理学研究室の教員は、このような自信に充ち溢れた笑顔で卒業を向えることができるように、卒論執筆を専門ゼミで丁寧に指導します。
心理学研究室の卒業論文(平成18年度~)を紹介します。
タイトルをクリックすると卒論の要旨が見れます。卒論本文は、心理学研究室や図書館で保管されていますので、閲覧可能です。
平成18年度
浅田はるか「目標設定面接場面の心理学実験でのシミュレーション、教示ごとのストレス反応と動機づけ」
指導教員のコメント:
福祉業界でも最近は人事評価が導入される事業所が増えてきています。目標管理は人材育成にも活用できることから、一般企業の成果主義と違って、温かみのある人事制度だと思います。知能検査に質問紙尺度、さらに、生理的指標まで幅広く従属変数を測定した大規模な実験でした。お疲れ様でした。卒業式の直前に単身渡米しましたが、世界を舞台に活躍されていることを願っています。
土屋千恵美「移行対象経験者の性格と家族構成について」
指導教員のコメント:
我が家の娘は5歳になりました。お気に入りはアヒルの「ガァ子」、毎晩、一緒に寝ています。移行対象は乳幼児期の愛着物でお気に入りのぬいぐるみなどのこと。移行対象を今でも大切にしているか、移行対象のことを覚えているか、という質問と、家族構成や性格(エゴグラム)の関係を調査しました。とても優しさにあふれた研究で土屋さんの人柄がよくあらわれていました。後輩諸君の面倒もよくみてくれて、親身の相談に助けられたひとも多いはずです。
木下裕康「介護保険改正に伴う職員のストレス」
指導教員のコメント:
介護保険の改正により現場の職員は仕事の内容が変わりました。これがストレッサーになり、ストレス反応が増えるだろうという仮説です。社会福祉士実習を通して、業務がどのように変ったかを見聞きしてきて、それをもとに独自の業務変更尺度を作成したところが偉いと思いました。福祉と心理の両方に貢献する研究と言えます。口頭試問では副査の先生から厳しい「突っ込み」を浴びてたいへんでしたが、それはよい卒論がゆえに研究者の関心を喚起したことと解釈できます。こんど一緒に山に登ろうよ。
平成19年度
山田浩子「ケアマネジャーのバーンアウト傾向と家族に関する個人特性について」
指導教員のコメント:
よい職場に就職しましたね。心理で学んだことを最大限に発揮して、研究もできる社会福祉士として活躍してください。バーンアウトを予防し軽減することは、福祉職のこころの健康に守るばかりでなく、サービスを受ける利用者のためにも大切なことです。これは私の研究テーマでもありますから、これからは学会で専門職どうしの討論をしていきましょう。
市川美裕「大学生の達成動機と向社会的行動の関連について」
指導教員のコメント:
自己充実的な達成動機と小さな親切行動の関連を見事に分析し、「情けは人の為ならず(最近は誤解されることも多いみたいです)」と言う諺の真偽を実証することができました。どうして福祉を学ぶひとは他人に親切にできるのか、この問いかけは社会福祉学部における心理学の根源的なテーマだと思います。卒論の完成に加え、認定心理士+社会福祉士のダブル資格、学部デーの発表もさることながら、特待生までゲットした市川さんは、心理ゼミの誉れです。
平成20年度

高木翼「ストレス反応と自傷行為の関係」
指導教員のコメント:
「卒論は原稿用紙で何枚書けばよいのですか?」とよく聞かれます。しかし、卒論の評価は「長さ」にあまり関係しません。必要にして十分なことを書き、自分の主張を論証できればよいのです。高木君の卒論は短くて優れた卒論と言えます。美しいデータが「自傷行為はストレス反応のひとつである」と力強く語りかけています。ところで、タバコを吸うのも自傷行為なのですね。お互いストレスの多い人生だけれども、健康にはくれぐれも気をつけましょう。

土屋晃一「大学生の死生観について」
指導教員のコメント:
「死とは何か?」このテーマは難問です。正直なところ、4月に「死について本気で考えてみたい」と言われたとき「それは無理だ」と思いました。12月になっても質問紙ができなかったときは「内定も決まり卒業単位も足りているのだから、卒論はこの辺でリタイヤしようよ」と口先まで出かかりました。とことろが、調査に協力してくれた「心理学概論」の学生がとても興味を持っていたことがわかり、難しくても大事なテーマだと認識を改めました。滑りこみセーフ!

鳴海祐一「人格の二面性」
指導教員のコメント:
「明るくて、暗い性格ってあるの?」こんな素朴な質問から始まった「人格の二面性」は心理テストの常識を疑う卒論に発展しました。高校生は「一面的」、大学生になると社会経験が広がるから「二面的」になるという仮説も立派なものです。母校の恩師を頼って高校生のデータを集めてくる行動力にも感心しました。残念なことは、結果が仮説と正反対だったこと。でも、ネガティブ・データを根気よく分析し新たな発見につながりました。母校にお礼に行きましょう。

高橋智広「アイデンティティと自己受容・他者受容の関連について」
指導教員のコメント:
「福祉には性が合わない!」と秘かに感じている学生は少なくないはずです。このことに早めに気がついて心理の道に乗り換えることができた高橋君はとてもラッキーでした。選んだテーマはアイデンティティ(自分が自分であると)、青春の苦悩に真正面から取り組んだ研究と言えます。面接場面をビデオに撮って行動観察し、質問紙尺度(自己・他者受容)との関連を分析する研究方法はとても手間ひまがかかります。粘り強く面接を重ねる姿が忘れられません。

大内健太郎「高校生の学校生活への適応」
指導教員のコメント:
高校の教壇に立つのはどんな気分でしたか。「問題を抱える子ども等の自立支援事業」は文部科学省の事業で長野県教育委員会が実施する由緒正しき(?)取り組みなのです。卒論の構成は、前半で制度研究を行い後半では実践介入を試みています。研究したことを現場に役立てようとする姿勢は大切なことです。口頭試問で語ってくれた「スクールソーシャルワーカーは高校生によいアルバイト先を紹介するとよい」というメッセージは校長先生にも伝えておきました。

左の4名の集合写真は、卒業式直後に撮影されたものです(右手に卒業証書、左手に卒業論文)。一番右の学生は、すでに遠方の地元に戻っていたため、卒業式には間に合うことができませんでしたが、卒業式後の謝恩会に駆けつけてくれました。
高校生のみなさん!
過去のオープンキャンパスで配布した心理学研究室の案内資料です。
ホームページの内容の縮小版ともいえる資料です。
クリックするとダウンロードできます。
社会福祉と心理学の両方に関心があったら(心理学一本でもOK)長野大学社会福祉学部のオープンキャンパスに一度来てください。オープンキャンパスの開催情報などは入試課です。














